●岡田彰布監督(66)が「右打者」をカギにオリックスとの「関西ダービー」に臨む。3連戦のうち2戦で左腕先発との対決が予想される。11日は曽谷龍平投手(23)、13日は田嶋大樹投手(27)の見込みだ。キーマンに渡邉諒内野手(29)の名前を挙げた。心配な点は 9日の埼玉西武戦(甲子園)で負傷交代した体の状態。守備で飛球を追った際にカメラマン席に落下し、「頭部打撲」の診断を受けた。試合後、指揮官は明かし、10日朝の再検査を待つと説明していたが、この日は出場選手登録を抹消されなかった。コンディションに問題がなければ、左腕相手に5番スタメンの可能性もある。同一カード3連勝で乗り込んでくる相手に、まずは左腕を崩し、勢いを止める。
●村上頌樹投手(25)が10日、甲子園での投手指名練習に参加し、先発が予定されている11日のオリックス戦(京セラ)に向けてショートダッシュなどで調整した。5連勝中と好調なオリックスの打線の中で警戒したのは、昨季まで広島の中心選手だった、新加入の背番号7。昨季は被打率0.167(6打数1安打)と抑えこんだが、 9日までの巨人3連戦(東京ドーム)では打率0.417(12打数5安打)、4打点と同一カード3連勝に貢献し、4試合連続打点中と勝負強さも発揮している。離脱者が多いなかでも活気を取り戻してきたオリックスに対し、右腕に油断はない。昨年の日本シリーズでは 2試合に登板して1勝1敗、防御率3.00。半年ぶりのマッチアップで好投し、関西ダービーを盛り上げる。同学年右腕から受ける刺激を自身の快投にもつなげる意気込みだ。対戦するオリックスも5連勝中と波に乗る。中でも特に警戒する相手は昨季も対戦した西川龍馬外野手(29)だ。この日は甲子園で投手指名練習に参加し、ダッシュなどで調整。チームの勢いを加速させる、週頭の力投を目指す。
●大竹耕太郎投手(28)が先発予定の12日オリックス戦(京セラドーム大阪)に向け、西川に注意して臨む。広島時代の昨季は19打席対戦し、19打数7安打。被打率3割6分8厘と分の悪い相手だった。好打者を攻略し、今季5勝目を狙う。
●13日の対オリックス第 3戦での先発が見込まれる西勇輝投手(33)は10日、キャッチボールなどで調整した。2018年シーズンまで在籍した古巣との対決に向けて声を弾ませた。前回登板した 6日の楽天戦(甲子園)は自身の失策も絡み、 6回4失点(自責2)で3敗目。〝恩返し〟の白星を飾る。西勇輝投手が楽しみながら古巣との読み合いに臨む。13日オリックス戦(京セラドーム大阪)に先発予定。プロ入りから10年間を過ごし、気心の知れたメンバーがそろう球団だ。阪神移籍後、シーズンでは過去 3度対戦して1勝1敗。
●昨年の現役ドラフトでオリックスから阪神に加入した漆原大晟投手(27)が10日、 5年間在籍した古巣との対決で〝恩返し〟の好投を誓った。今季はオープン戦で結果を残して開幕1軍入りを果たすと、19試合に登板して0勝2敗3ホールド、防御率1.45。中継ぎとしてチームに欠かせない存在となっている。前カードの埼玉西武3連戦では同じく現役ドラフトで阪神から西武に移籍した陽川尚将内野手(32)が虎党から大声援を受けた。今回の舞台は昨年まで本拠地だった京セラドーム。凱旋登板を楽しみにした。今年にかける思いは人一倍だ。マウンド上で必死に腕を振り結果を残すことだけに徹している。目指すはシーズン完走だ。34試合に登板した21年も開幕1軍に入ったが、フル完走には至らなかった。11日からは古巣・オリックスとの対戦が控えている。登板すれば移籍後初めて。好投で古巣へ元気な姿を見せる。
● 9日の埼玉西武戦(甲子園)で 8回1安打零封と好投した才木浩人投手(25)が10日、甲子園で練習した。この日は患部について回復を強調。負傷直後にノーヒットノーランを逃し心境を吐露した。雨上がりで湿度が高かった当日の甲子園。教訓を今後に生かす。次回は16日の福岡ソフトバンク戦(みずほペイペイ)での登板が有力。胸を高鳴らせた。次戦は16日福岡ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)に先発予定。真っ向勝負を心待ちにした。
●中野拓夢内野手(27)は2試合連続複数安打中と打撃の状態も上向きだ。お互いに連勝中でぶつかる11日からのオリックスとの関西ダービーでは気合を入れた。昨年の日本シリーズでは全7試合出場で打率0.320と打線をけん引。5犠打と小技もさえた。頂上決戦のように躍動し、先制点をもぎとる。阪神の新1、2番コンビが関西ダービーもけん引する。 5日東北楽天戦(甲子園)から5試合連続で1番中野拓夢内野手(27)、2番前川右京外野手(21)の打順が継続中。好調な 2人を岡田監督も評価している。前川も気合を入れた。
●前川右京外野手(21)が111日からのオリックス3連戦に向けて闘志を燃やした。 5日の東北楽天戦(甲子園)から5試合連続で「2番・左翼」で出場中。昨年の日本シリーズは出場しておらず、関西ダービーには 1年ぶりの見参になる。曽谷、田嶋と左腕の先発も予想されており、しっかりと打ってレギュラーの座を固めたい。
●あの感動を再び-。阪神は11日からオリックス3連戦(京セラ)に挑む。関西ダービーといえば昨秋の日本シリーズで新人最多の7打点を挙げた森下翔太外野手(23)。 6月に入って絶好調の 2年目は10日、得点力をさらに向上させることを宣言。ナニワの地で大暴れし、首位広島との1ゲーム差を詰めにいく! 日本中を感動させた。新人離れしたフルスイングで驚かせた。38年ぶり2度目の日本一に輝いた「11.6」から 218日。森下が再びオリックスとの真剣勝負に臨む。交流戦は残り 7試合。いよいよ、関西ダービーが幕を開ける。オリックスは巨人に同一カード3連勝するなど5連勝中。阪神も西武に3連勝を決めたが、打線は 3試合で計12得点。完全に目覚めたわけではない。それでも6試合連続で3番起用された森下は 6月打率0.370(27打数10安打)、1本塁打、7打点と絶好調。昨季の頂上決戦のようなニオイがする。上がり目のオリックス、そしてパ・リーグを独走する福岡ソフトバンクと激突する勝負の 1週間になる。昨秋のドラマを演じることができれば、首位広島との1ゲーム差も縮まっていくはずだ。この日は西宮市内の独身寮などでリフレッシュした。オリックスキラーがチャンスで快音を響かせる。生粋のお祭り男が、岡田虎の再進撃を引っ張る。
●阪神は10日、追加日程として発表された18日の北海道日本ハム戦(甲子園)の入場券の販売を12日から開始することを発表した。12日からはインターネットにおける販売で、14日からは甲子園入場券売り場やコンビニなど各店舗での販売も開始される。また、球団公式ファンクラブ会員を対象とし、一般発売されない特別席や人気席種を会員限定で確保できる「スペシャル段階リザーブ」が実施されるほか、ボブルヘッド付きチケットなどの限定企画チケットも12日から数量限定で販売。「学生優待デー」も実施される。なお、同戦の予備日は翌19日。詳細は球団公式サイトまで。
記事をまとめてみました。
岡田彰布監督 (2024年 6月 4日撮影)=阪神甲子園球場
岡田彰布監督が「右打者」をカギにオリックスとの「関西ダービー」に臨む。
3連戦のうち2戦で左腕先発との対決が予想される。11日は曽谷、13日は田嶋の見込みだ。「左 2枚来るみたいやから、どうしてもナベいるよ。今調子ええしな」とキーマンに渡邉の名前を挙げた。
8日埼玉西武戦で左中間に 2塁打を放った渡邉諒内野手=阪神甲子園球場
心配な点は 9日の埼玉西武戦(甲子園)で負傷交代した体の状態。守備で飛球を追った際にカメラマン席に落下し、「頭部打撲」の診断を受けた。試合後、指揮官は「大丈夫みたい」と明かし「今からでもいけます、とか言うてたけど」とやる気満々な様子に笑顔だった。「様子見てからやな」と10日朝の再検査を待つと説明していたが、この日は出場選手登録を抹消されなかった。
8日埼玉西武戦の 4回表、奥村光一外野手の飛球を追った 1塁手渡邉諒内野手はカメラ席に落ち、スタッフの問いかけに答える=阪神甲子園球場
コンディションに問題がなければ、左腕相手に5番スタメンの可能性もある。「DHなるからのう」とDHで起用するメンバーは思案中で、右打者の原口、ミエセス、豊田らが候補にあがる。同一カード3連勝で乗り込んでくる相手に「オリックス3連勝しよったなあ、やっぱり、すごいなあ」。まずは左腕を崩し、勢いを止める。
村上頌樹投手はキャッチボールで調整=阪神甲子園球場
村上頌樹投手が10日、甲子園での投手指名練習に参加し、先発が予定されている11日のオリックス戦(京セラ)に向けてショートダッシュなどで調整した。
「向こうもいまは勢いに乗って連勝していますし、西川さんは3試合連続タイムリーを打っている。気を付けたいなと思います」
キャッチボールをする村上頌樹投手=阪神甲子園球場
5連勝中と好調なオリックスの打線の中で警戒したのは、昨季まで広島の中心選手だった、新加入の背番号7。昨季は被打率0.167(6打数1安打)と抑えこんだが、 9日までの巨人3連戦(東京ドーム)では打率0.417(12打数5安打)、4打点と同一カード3連勝に貢献し、4試合連続打点中と勝負強さも発揮している。
離脱者が多いなかでも活気を取り戻してきたオリックスに対し、右腕に油断はない。昨年の日本シリーズでは 2試合に登板して1勝1敗、防御率3.00。半年ぶりのマッチアップで好投し、関西ダービーを盛り上げる。
村上頌樹投手はキャッチボールで調整=阪神甲子園球場
才木に負けん! 村上頌樹投手が、登板を任される火曜日の勝率アップを誓った。
11日オリックス戦(京セラドーム大阪)に先発。今季は開幕からすべて同曜日の先発を続けるが、チーム成績は2勝5敗2分けで4連敗中。週頭で各球団のエース格とぶつかる中、勝率2割8分6厘は曜日別で最も低い数字となっている。
「(週の)初戦が大事だと思いますし。本当に、ここずっと勝てていないので。初戦で負けたら、なかなかきつい状況になる。なんとか勝って、チームを楽にしていきたい」
村上頌樹投手は大竹耕太郎投手が持ち込んだやりを投げる。右は西勇輝投手=阪神甲子園球場
「日曜日の男」を任される才木は 9日埼玉西武戦でノーヒットノーラン目前の 8回1安打無失点で7勝目。ここまで日曜日は9勝2敗で、曜日別トップの勝率8割1分8厘を誇る。
「いつも投げる 2日前に才木がいいピッチングして。(日曜日は)勝率がいいんですけど、火曜の勝率は悪いので。(ノーノー)やるかなと思っていたんですけど、才木なら次もまたチャンスがあると思う。なるべく自分もそういうピッチングができるように」
同学年右腕から受ける刺激を自身の快投にもつなげる意気込みだ。
村上頌樹投手は練習中に笑顔を見せる=阪神甲子園球場
対戦するオリックスも5連勝中と波に乗る。中でも特に警戒する相手は昨季も対戦した西川だ。
「4試合連続でタイムリーを打っていますし。なかなか一筋縄では抑えられないので、いろいろ(対策)しながら抑えたい」
広島時代の昨季は6打数1安打と好相性だったが、手ごわさは織り込み済み。油断を見せずに臨むつもりだ。
この日は甲子園で投手指名練習に参加し、ダッシュなどで調整。チームの勢いを加速させる、週頭の力投を目指す。
大竹耕太郎投手は練習中に笑顔を見せる=阪神甲子園球場
大竹耕太郎投手が先発予定の12日オリックス戦(京セラドーム大阪)に向け、西川に注意して臨む。
広島時代の昨季は19打席対戦し、19打数7安打。被打率3割6分8厘と分の悪い相手だった。
「体の開きが遅い印象。『こういう意識を植え付けたい』というのが難しい印象がありますね。インコースのボール球をヒットにしたり、あまり他にいないと思う」。好打者を攻略し、今季5勝目を狙う。
キャッチボールする西勇輝投手=阪神甲子園球場
13日の対オリックス第 3戦での先発が見込まれる西勇は10日、キャッチボールなどで調整した。2018年シーズンまで在籍した古巣との対決に向けて「投げることの楽しみも、やりづらさもあります。(比べると)楽しみのほうがでかい」と声を弾ませた。前回登板した 6日の楽天戦(甲子園)は自身の失策も絡み、 6回4失点(自責2)で3敗目。〝恩返し〟の白星を飾る。
西勇輝投手は大竹耕太郎投手が持ち込んだやりを投げる=阪神甲子園球場
西勇輝投手が楽しみながら古巣との読み合いに臨む。13日オリックス戦(京セラドーム大阪)に先発予定。プロ入りから10年間を過ごし、気心の知れたメンバーがそろう球団だ。
阪神移籍後、シーズンでは過去 3度対戦して1勝1敗。「『西、こういう風にくるんだろうな』と読みがあるだろうし。読み(通り)じゃないようにしないといけない。いい意味で楽しくできたら」と意識を明かした。
昨年の現役ドラフトでオリックスから阪神に加入した漆原大晟投手が10日、 5年間在籍した古巣との対決で〝恩返し〟の好投を誓った。
「オリックスには、本当にお世話になったので。自分の最高のパフォーマンスを出せたらいいなと思います」
今季はオープン戦で結果を残して開幕1軍入りを果たすと、19試合に登板して0勝2敗3ホールド、防御率1.45。中継ぎとしてチームに欠かせない存在となっている。
前カードの埼玉西武3連戦では同じく現役ドラフトで阪神から西武に移籍した陽川が虎党から大声援を受けた。今回の舞台は昨年まで本拠地だった京セラドーム。「僕を応援してくれる人がいれば、もちろんうれしい」と凱旋登板を楽しみにした。
漆原大晟投手=阪神甲子園球場
新天地では結果を残し続けている。昨年オフの現役ドラフトでオリックスから阪神に移籍した漆原大晟投手だ。
ここまで19試合に登板して防御率1.45。主にビハインドの展開でマウンドに上がることが多いが、走者がいる状況での火消しの役割もこなす。すでに昨年の登板数16を超えており、着々と試合数も増えている。。「積み重ねでここまでこれているのでそこはいい結果になってるかなと思います」と手応えも感じている。
昨年オフに 2年目となった現役ドラフトでチームが変わった。初の移籍。「チームが変わりましたが、野球選手なので 1試合でも多く試合に出たいという気持ちは変わらない」とマウンドでの仕事は変わらない。
最後を締め坂本誠志郎捕手と握手する漆原大晟投手 (2024年 6月 7日撮影)=阪神甲子園球場
ただ、今年にかける思いは人一倍だ。「やるしかない立場なのでやってやろうという思いで12月から過ごしてきている。一年間を通してチームに貢献できるように。チームのためにやることが自分のためになりますし、自分のためにやることがチームのためになると思う」とマウンド上で必死に腕を振り結果を残すことだけに徹している。
目指すはシーズン完走だ。34試合に登板した21年も開幕1軍に入ったが、フル完走には至らなかった。「打たれようが打たれまいが次の日にまた試合があるので一喜一憂せずにしっかり積み重ねていってシーズンが完走できるように」と今後を見据える。
11日からは古巣・オリックスとの対戦が控えている。登板すれば移籍後初めて。「もちろんチームが変わらないとドラフトで指名していただいた球団は対戦できない。僕もいろいろな感情がある球団ですけど、いい姿を、今やっていることをマウンドで表現できたらいいなと思います」。好投で古巣へ元気な姿を見せる。
キャッチボールする才木浩人投手=阪神甲子園球場
9日の埼玉西武戦(甲子園)で 8回1安打零封と好投した才木が10日、甲子園で練習した。 8回につった右足は「全然大丈夫です」と無事を強調したが、負傷直後にノーヒットノーランを逃し「自己管理できる範疇(はんちゅう)でああいうことが起きたので悔しいですけど、しようがない」と心境を吐露した。次回は16日の福岡ソフトバンク戦(みずほペイペイ)での登板が有力。「強力打線と対戦できるのは楽しみ。抑えることができたら自信になる」と胸を高鳴らせた。
前日に勝利投手の才木浩人投手はキャッチボールで調整=阪神甲子園球場
才木浩人投手が「ノーノー目前」の学びを今後につなげる。 9日埼玉西武戦(甲子園)では 8回一死までノーヒットノーランを継続。しかし、同イニングに足をつり、その後、代打山野辺に右越え 3塁打を浴びた。
この日は患部について「全然大丈夫です」と回復を強調。雨上がりで湿度が高かった当日の甲子園。「ここから梅雨に入る。昨日は涼しかったけど湿度が高かった。めちゃくちゃ汗をかいてたし、事前にそういう対策をしないといけない」と教訓を今後に生かす。
セ勝利数、セ奪三振、セ防御率 ( 6月 9日現在)
次戦は16日福岡ソフトバンク戦(みずほペイペイドーム)に先発予定。「強力な打線と対戦できるのは楽しみだし、抑えることができたら自信にもなる。楽しみです」と真っ向勝負を心待ちにした。
中野拓夢内野手=阪神甲子園球場
中野は2試合連続複数安打中と打撃の状態も上向きだ。お互いに連勝中でぶつかる11日からのオリックスとの関西ダービーでは「タイガースもいい流れ。先制点が大事になってくる。先に点を取れるように、自分がいい勢いを与えられるようにやっていきたい」と気合を入れた。昨年の日本シリーズでは全7試合出場で打率0.320と打線をけん引。5犠打と小技もさえた。頂上決戦のように躍動し、先制点をもぎとる。
中野拓夢内野手=阪神甲子園球場 (2024年 6月 9日撮影)
阪神の新1、2番コンビが関西ダービーもけん引する。
5日東北楽天戦(甲子園)から5試合連続で1番中野拓夢内野手、2番前川右京外野手の打順が継続中。
好調な 2人を岡田監督も「つなぎの野球というかね、うまく点取れてる」と評価している。中野は「自分が勢いを与えられるように」と宣言。前川も「自分のやるべきことをやって、いい結果が出るように頑張ります」と気合を入れた。
前川右京外野手=阪神甲子園球場
前川が111日からのオリックス3連戦に向けて「自分のやるべきことをやって、いいも悪いも結果は出ると思うので、いい結果が出るように頑張ります」と闘志を燃やした。 5日の東北楽天戦(甲子園)から5試合連続で「2番・左翼」で出場中。昨年の日本シリーズは出場しておらず、関西ダービーには 1年ぶりの見参になる。曽谷、田嶋と左腕の先発も予想されており、しっかりと打ってレギュラーの座を固めたい。
あの感動を再び-。阪神は11日からオリックス3連戦(京セラ)に挑む。関西ダービーといえば昨秋の日本シリーズで新人最多の7打点を挙げた森下翔太外野手。 6月に入って絶好調の 2年目は10日、得点力をさらに向上させることを宣言。ナニワの地で大暴れし、首位広島との1ゲーム差を詰めにいく!
日本中を感動させた。新人離れしたフルスイングで驚かせた。38年ぶり2度目の日本一に輝いた「11.6」から 218日。森下が再びオリックスとの真剣勝負に臨む。
「やっぱり得点というところは、まだ今の課題だと思う。一つのチャンスをモノにできるかどうかによって、流れ、展開とか、雰囲気が変わってくる。そういう意味でこだわっていきたいです」
交流戦は残り 7試合。いよいよ、関西ダービーが幕を開ける。オリックスは巨人に同一カード3連勝するなど5連勝中。阪神も西武に3連勝を決めたが、打線は 3試合で計12得点。完全に目覚めたわけではない。それでも6試合連続で3番起用された森下は 6月打率0.370(27打数10安打)、1本塁打、7打点と絶好調。昨季の頂上決戦のようなニオイがする。
練習中に笑顔をみせる森下翔太外野手=阪神甲子園球場
「 1年目からプロ野球の最後の最後まで試合ができたことが本当に良かった。タイガースファンはもちろん多かったんですけど、オリックスもすごく熱狂的なんだと感じることができました」
日本シリーズでは全 7試合を「3番・右翼」で先発出場。第 5戦は 1― 2の 8回一死 2、 3塁で宇田川の 152キロを捉え、逆転の2点3塁打でヒーローになった。第 7戦も3安打2打点。シリーズ7打点で1981年の原辰徳氏(巨人)らを超える新人記録となった。
「やっぱりランナーがいなかったらそうはならない。チームとしての流れがすごくよかったなとも思っています」
森下はナインへの感謝の思いを口にすると、岡田監督は2010年から 3年間指揮をとった古巣について「オリックス(巨人との同一カードで)3連勝しよったなあ。やっぱり、すごいなあ、なんか若いピッチャーばっかりでなぁ」と誉め殺し!? 貧打に悩まされている頃は「あまりにもひどすぎる。交流戦で点入らんぞ」とパ・リーグのパワー投手との対戦を危惧していたが、森下だけは力負けしない。交流戦はチームトップタイの7打点。1位の小郷(東北楽天、11打点)の背中を追いながら2022年の大山以来となる打点王も射程圏に入れている。
日本シリーズでの森下翔太外野手=阪神甲子園球場
上がり目のオリックス、そしてパ・リーグを独走する福岡ソフトバンクと激突する勝負の 1週間になる。昨秋のドラマを演じることができれば、首位広島との1ゲーム差も縮まっていくはずだ。
「(オリックスは)強いチームなので、うまくいくことばかりじゃないと思う。やるべきことをしっかりやって全力を尽くしたい」と森下。この日は西宮市内の独身寮などでリフレッシュした。オリックスキラーがチャンスで快音を響かせる。生粋のお祭り男が、岡田虎の再進撃を引っ張る。
★森下の日本シリーズVTR
全 7試合に「3番・右翼」で先発出場し、打率0.267(30打数8安打)、本塁打0、7打点。11月 2日の第 5戦(甲子園)では 7回に失策を犯して失点につなげていたが、 8回に宇田川から逆転の2点3塁打。昂ぶる感情のままベースを激しくたたいた。MVPは打率0.483の近本が獲得も、サンケイスポーツの日本一手記では「来年もまた優勝して、チームとしても常勝軍団になっていくことが目標だ」とつづった。
★データBOX
◉…阪神はオリックスとの交流戦で32勝33敗3分け。日本シリーズを含めた公式戦では36勝36敗3分け
◉…阪神は交流戦通算199勝205敗14分け(勝率0.492)。福岡ソフトバンクの247勝(155敗、18分け)が最多
◉…阪神・岡田監督は監督通算1343試合、695勝600敗48分け(勝率0.537)。700勝となれば通算20人目。最多は鶴岡一人(南海など)の1773勝
阪神球団旗
阪神は10日、追加日程として発表された18日の北海道日本ハム戦(甲子園)の入場券の販売を12日から開始することを発表した。
12日からはインターネットにおける販売で、14日からは甲子園入場券売り場やコンビニなど各店舗での販売も開始される。
また、球団公式ファンクラブ会員を対象とし、一般発売されない特別席や人気席種を会員限定で確保できる「スペシャル段階リザーブ」が実施されるほか、ボブルヘッド付きチケットなどの限定企画チケットも12日から数量限定で販売。「学生優待デー」も実施される。なお、同戦の予備日は翌19日。詳細は球団公式サイトまで。
岡田彰布監督と握手を交わす新庄剛志監督=阪神甲子園球場 (2024年 5月30日撮影)
セ・パ両リーグは10日、「日本生命セ・パ交流戦」の日程追加を発表した。
5月28日に雨天中止となっていた阪神-北海道日本ハム戦(甲子園)は、18日午後 6時(予備日は19日午後 6時)から行われる。すでに消化した 2試合は阪神が連敗。北海道日本ハム新庄監督は 5月29日、初戦のメンバー表交換で阪神の新人時代の背番号63と「新庄監督」と背中に名前が書かれた阪神のユニホームを着て登場。翌日の 2戦目には投手の山崎福が適時打を放つなど、阪神は「新庄劇場」にやられていた。再び新庄監督が甲子園に降臨するゲーム。入場券は12日からインターネットで、14日からは各店舗で発売される。
日本生命セ・パ交流戦2024 阪神タイガース主催試合のうち、6月18日(火)に阪神甲子園球場で開催される北海道日本ハムファイターズ戦(5月28日の中止振替分)の入場券および限定企画チケット(ボブルヘッド付きチケット、モリトジャパンファミリーシート、JCBエキサイトシート)について、6月12日(水)よりインターネットで、6月14日(金)より各店舗にて発売いたします。さらに「学生優待デー」も実施いたします(当日に残席がある場合に限ります)。※「docomo LOUNGE」付きチケットの発売はございません。
また阪神タイガース公式ファンクラブ会員を対象に、一般発売されない特別な席や人気席種を会員限定で確保できる「スペシャル段階リザーブ」を実施いたします。
詳細につきましては、阪神タイガース公式ファンクラブページをご確認ください。
※6月18日(火)北海道日本ハムファイターズ戦の予備日は、6月19日(水)となります。
6月18日(火)の試合が中止になった場合の入場券発売方法は、当サイト等にて改めてお知らせいたします。
〔阪神球団公式サイトより一部抜粋〕
※ 6月11日の予告先発は、オリックス・曽谷龍平投手(23)―阪神・村上頌樹投手(25)です。どちらに軍配が上がるか、楽しみですね。
2024年シーズンのチームスローガン『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』
リーグ優勝と日本一に輝き、王者として迎える2024年。
しかし王者といえど、野球に王道という道はない。ただ確かなことは、歩みを止めてはいけないということ。
2024年も、阪神タイガースは挑戦をやめない。チャレンジャーとして、アレに向かって挑み続ける。
そんな挑み続ける阪神タイガースの姿勢をスローガンにしたのが『A.R.E. GOES ON(えーあーるいー ごーずおん)』です。
2024年 オープン戦順位表
2024年 公式戦順位表
2024年 交流戦順位表
2024年 公式戦日程表と結果(05月)
2024年 公式戦日程表と結果(06月)
2024年 公式戦日程表と結果(07月)